幸せの原風景

川﨑芳樹

作品紹介

私自身の幼少期をもとにした、母と子の物語。3つの断片的エピソードを通して、母親と男の子の普遍的関係性を描いています。
よく母と笑い話する思い出ですが、「幸せな過去」を物語るに留まるのは、私の意図ではありません。
作品の現状には、大いに不満があります。
人が過去を思い出し、物語るとき、そこには必ず現実の圧力が働いているように思います。
今の私がなぜ、この話を物語りするのか、そこに踏み込んでゆくことで、私の現在と未来も描けると思っています。それをアニメートすることで現実を切り開く力も呼び覚ましたい、そんな願いもあります。
なにより、見る人の心にも生気を宿す、そんな作品を目指しています。

プロフィール

1979年5月24日、東京生まれ。
2008年4月東京造形大学造形学部デザイン学科アニメーション専攻領域入学。
演出を興味の中心にアニメーションを制作。演出家志望。

主な作品
『ピカデリー』(第7回学生国際ショートムービーフェスティバルグランプリ他)
『夏は来ぬ』(ICAF2010上映)

上映活動
ICAF2008、2009、2010、学生実行委員

その他
東京造形大学アニメーション研究会初代代表

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